最初に。

 

「私、おかあさんのことキライなんだ・・・」

 

と認められたのは30歳手前。

ずっと「いい子」で生きてきた。

認められたかった、愛されたかった。

 

でも、もうそれは無理なんだと認めることにした。

ここに一番の勇気とパワーが必要だった。

 

「認めた瞬間、半分は解決」

とカウンセリングの先生が言った。

そこに希望を見出した。

 

そこから本をたくさん読んだ。

どうしてこんな恋愛しかできないのか。

どうしてこんな人づきあいしかできないのか。

どうして自分に自信が持てないのか。

どうして夜不安で眠れなくなるのか。

どうして「なんだかつらい」のか。

どうしてこんな私なのか・・・。

そこには、「そうだったの!!!」という答えがたくさんあった。

 

お誕生日のたびに年はとるけど、まるで子供の私が自分の中で成長が止まったまま取り残されていることを知った。

 

愛に飢えた、小さな私。

 

「おかあさんごめんなさい」

と意味もなく謝り続けた幼いころ。

「マリア様、明日はお母さんがお話してくれますように。」

と祈り続けた幼いころ。

 

もういい。

もういいから。

 

私は自分で心の中の小さな私を抱きしめた。

 

「寂しかっただけ、愛されたかっただけ。」

愛に飢えると人はこんなにおかしくなる。

その自分に気づけないと、もっとおかしくなる。

 

 

本やカウンセリングの手を借りて、どんどん自分を取り戻した。

 

ただ、ときどき思ったのが、「先輩が欲しいな」ということだった。

「私の場合はこうだったよ。」と体験談を教えてくれる先輩がいれば、どれだけいいだろう、と。

 

今、すこしおばちゃんになって、周りで似たような悩みを抱えてる人に出会う。

少しの体験談は共有できるかなと思いブログを始めることにした。

というのも、この問題は、どこまでいっても円満解決などない。

私もまだまだ悩みながら生きていくのだろう。

 

 

でも、「仲間がいる」ということが力になることもある。

 

 

同じようなことで悩んでいる人と、色々共有できればいいなと思います。